強い抗菌作用があるプロポリスは、天然の抗生物質という異名をもっています。
医療が発達する前からプロポリスは使われていたのでしょうか?この記事では、そんなプロポリスの効果や人間との歴史についてご紹介します。
プロポリスは、ミツバチが巣の防御力を高めるために作るもので、蜂ヤニとも呼ばれています。
ミツバチの巣の中ではたくさんのハチが密集して生活していて、通気性が悪いので温度も湿度も高く、雑菌やカビにとっては繁殖しやすい環境です。
しかしそれでもハチの巣が快適な状態を保っているのは、プロポリスに強力な殺菌力があるからだといわれています。
そして、それを知っていた人類は紀元前からプロポリスを医療に活用していたようなのです。
昔の人々は様々な用途にプロポリスを使用していました。
古代ギリシャでは切り傷や皮膚病の消毒や治療に、さらには感染性の病気予防のために使っていたようです。
また、古代ローマではミイラを作る際の防腐剤としてプロポリスを用いていたことがわかっています。
人間とプロポリスの歴史は紀元前300年ほどにまでさかのぼるという記録もあります。
日本では、20世紀後半になってからポピュラーな存在になりました。
プロポリスには非常に強い抗菌作用があり、ウイルスや菌を死滅させることができます。
このため、プロポリスは風邪の大半やインフルエンザなど、ウイルスが原因で発症するものに効果があるとされています。
実際にインフルエンザウイルスをプロポリスエキスで殺菌できたという実験もあります。
虫歯や歯周病も口内の菌が原因ですので、これらの対策にも役立つと考えられます。
口内を清潔に保つことで口内炎も予防できます。
この強い抗菌性が、天然の抗生物質と呼ばれる理由なのです。
プロポリスの効果は、抗ウイルス作用・抗菌作用だけではありません。
古代人類が利用してきたように、抗炎症作用や抗腫瘍作用、防腐効果などが期待されています。
さらに鎮痛作用や整腸作用、豊富なフラボノイドによる抗酸化作用、ガンに対する効果もあるといわれています。
プロポリスは天然由来のものですし、実際に医療現場でも実験的に使われているので、信頼性もあります。
プロポリスは天然の抗生物質と呼ばれるほど強い抗菌作用があります。
人類は、古くからそんなプロポリスの効果を知っていて有効活用していました。
現代においても、プロポリスは風邪やインフルエンザ、ガンなどから私たちを守ってくれる存在なのです。