プロポリスは「天然の抗生物質」と呼ばれるほど、高い抗菌作用をもっています。
身体の抵抗力を高め、抗アレルギー作用もあるというプロポリス。
この記事では、そんなプロポリスと花粉症対策についてご紹介します。
花粉症とは、体内に侵入した花粉に免疫機能が過剰に反応して起こるものです。
免疫器官が花粉に過剰に反応してしまい、鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状を引き起こします。
花粉症は一度発症すると治ることはないといわれていますが、症状を軽減することは不可能ではありません。
そして、そんな花粉症の対策に役立つのがプロポリスなのです。
プロポリスには抗アレルギー作用があり、花粉症への効果が期待されています。
実際に、鳥取大学などが行ったヒト臨床実験では、プロポリスを摂取した被験者は花粉症の症状が軽減するということがわかりました。
さらに、プロポリスを摂取すると、花粉が飛び始めてもすぐ症状が出ず、花粉症に悩まされる期間が減るということもわかりました。
プロポリスには、フラボノイドという有効成分が含まれています。
ポリフェノールの一種で、免疫機能を高めてくれます。
さらに、ブラジル産のアレクリンというハーブから作られたグリーンプロポリスには、経皮酸誘導体という有効成分が含まれています。
これらのプロポリスの有効成分が免疫機能を整え、過剰なアレルギー反応が出ないように調整してくれるのです。
プロポリスに花粉症の症状を抑えることが分かりましたが、次に気になることがどのくらい摂取すれば効果が出やすいのか、ということです。
上記の実験を行った同じ研究グループがプロポリスの摂取量の目安を調査したところ、1日300mgを摂取することで、花粉症の発症を遅らせることができるという結果が出ました。
さらに、より多くプロポリスを摂取したグループでは、発症の遅延の他に症状の軽減も見られたようです。
この実験結果から、花粉症を予防したい方は、1日300mgを目安にプロポリスを摂取しましょう。
プロポリスの魅力は天然由来のもので、さらに副作用の心配がないと確認されている点です。
科学的に作られたものではないので、ナチュラル志向の方にもおすすめです。
しかし、プロポリス以外のものにも当てはまりますが、ごくわずかではありますがアレルギーのリスクがあります。
ミツバチが作るものなので、プロポリスにはごくごく微量の花粉も含まれています。
この花粉に反応してアレルギー症状が出てしまう可能性も全くないとは言い切れません。
こういった側面も理解してプロポリスを利用するようにしましょう。
プロポリスには抗アレルギー作用があり、花粉症対策に役に立ちます。
小動物ではなく、ちゃんと人間を使った実験でも結果が出ています。
プロポリスは天然由来のもので、人口の薬のような副作用はありません。
毎年花粉に悩まされているという方は、今年はプロポリスで花粉症対策をしてみてはいかがでしょうか。