私たちの身の回りには、ミツバチが作り出した素晴らしい生産物がいくつもあります。
その中でも、優れた効果をもっているといわれるプロポリスとマヌカハニー。
この記事では、この2つの違いや効果についてご紹介します。
プロポリスは、ミツバチが巣の隙間を埋めたり補強したりするための暗褐色の樹脂です。
外敵や冷気の侵入を防ぐだけでなく、雑菌やカビの繁殖も防ぐ、万能防御材なのです。
プロポリスの材料は植物の樹脂や新芽などですが、材料になる植物の種類は何でもいいわけではありません。
ミツバチ達は、巣を守れる高品質のプロポリスを作るために、薬効成分の高いポプラやユーカリ、アレクリンなどを起源植物として選んでいるようです。
そのため、プロポリスは植物に含まれているフラボノイドを豊富に含んでいます。
マヌカハニーは、ニュージーランドやオーストラリアに生えるマヌカという木の花の蜜を集めて作られたハチミツのことです。
マヌカハニーにはビタミンやミネラル、酵素の他に特有成分であるメチルグリオキサールという成分が含まれています。
また、マヌカの木の葉っぱ自体もハーブティーや煎じ薬として利用されており、高い薬効成分があると考えられています。
マヌカハニーは美容にも効果があり、基礎化粧品にも用いられています。
プロポリスは様々なフラボノイドを含んでおり、そのおかげで様々な健康効果を持っています。
フラボノイドには強い抗菌・殺菌作用があります。
そのため、ウイルスや細菌などが原因で引き起こされる病気の予防や改善に効果的です。
風邪やインフルエンザ、ピロリ菌はもちろん、サルモネラ菌や虫歯菌、水虫を起こす白癬菌にも効果があります。
このように強い抗菌・殺菌作用を持つプロポリスは「天然の抗生物質」とも呼ばれています。
フラボノイドは強い抗酸化作用を持っていることで知られています。
抗酸化作用は、老化や動脈硬化などの原因と考えられている活性酸素の働きを抑制する作用を指します。
マヌカハニーも強力な殺菌作用があります。
マヌカハニーの特有成分であるメチルグリオキサールという成分には強い殺菌作用があることが明らかになっています。
この作用はピロリ菌や悪玉菌などにも作用し、特に消化器官に対して効果的です。
プロポリスとマヌカハニーは、どちらもミツバチの作り出したもので、優れた効果を持っています。
両者とも強い抗菌作用があり、風邪やインフルエンザの予防や、胃がんの原因にもなるピロリ菌を減らすのに役立ちます。
毎日の健康管理にぜひ役立ててみてください。